初心者がいかにスポーツチームを作ったか(3)

スポーツチームの立ち上げ-チーム名の決定とユニフォームの作成

持っているもの
  • ユニフォームを作る意思
持っていないもの
  • チーム名
  • 背番号の割り振り
  • ユニフォームや必要な道具

前回述べたように、「ユニフォームを作る」というのは、チームにとって大きな境目になる。今回は、その前提となる、チーム名の決定や、背番号の決定なども含めて説明する。

1.チーム名の決定

ユニフォームにチーム名を入れる場合は、当然、チーム名を決める必要がある。

初めからチーム名が決まっているのなら、悩むことはないが、決まっていない場合は、メンバーと話し合うことになる。

ユニフォームにチーム名を入れることを考えると、一度つけたチーム名はしばらく変えづらい。チーム名を変えるときは、ユニフォームも変える必要が出てくるからだ。(ただし、ロゴがイニシャルの場合は、そのロゴのイニシャルと一致する名前ならユニフォームを変えずに済むことは可能)。

また、その場で適当に付けたウケ狙いのチーム名だと、抽選会や大会でその名が呼ばれるたびに注目を浴びて、恥ずかしい思いをする可能性もある。(ただし、それも何年かすれば、自然とみんな気にしなくなり受け入れてしまうものだが)。

その意味では、チーム名は、あまり変な名前を付けると後悔する場合があるので、慎重に付けたい。

また、将来的に、リーグや大会に参加するのなら、チーム名に何らかの制限がある場合もあり、また、すでに同じ名前のチームがあるかもしれないので、前もって、注意しておきたい。

特にこれと言った思い入れがなく、とりあえずチーム名を付ける必要があるのなら、無難なのが、

  • 「地域名」+「球団名」(例:○○町ジャイアンツ)
  • 「色名」+「動物名」(例:レッドキャッツ)

などの組み合わせだ。数ある組み合わせから選べば、それらしいチーム名は見つかるだろう。
(ただし、地域レベルでは、商標などの違反に問われることはまずないと思うが、後々クレームがつく可能性や、似た名前のチームがいるような組み合わせは避けた方がよい)。

2.背番号の決定

ユニフォームを作る際には、背番号もいる。(もちろん、試合ごとに背番号を付け代えれるユニフォームもあるが、ここでは、背番号とユニフォームが一体となっているケースを考える)。

当然のことながら、同じチーム内では同じ背番号を付けることはできない。(大リーグのメモリアルデーなどの場合は別だが)。

したがって、メンバーごとに背番号をダブらないように割り振る必要がある。

ルール上、役割に応じて付ける背番号が決まっている場合は、先に役割を決めなければならない。
例えば、リーグや大会によっては、監督の背番号は〇番、キャプテンは〇番などと、決められている場合がある。この場合は、先に、監督・コーチ・キャプテンを決める必要がある。(ただ、実際の試合の際には、代理で済む場合もあるので、登録上、仮で置いておいて、試合の際は、監督・キャプテン等の背番号選手がいなくても、代理で済ますことは、ルール上、可能な場合もある。)

また、背番号は、プロスポーツ選手などがつけている番号や、ポジション番号と結び付けられやすく、個人個人が思い入れを持ちやすい。
メンバー全員が別々の番号を選ぶのなら問題がないが、だぶってしまった場合は話し合いが必要で、最終的には決断を下す必要がある。

3.ユニフォームの作成

チーム名と背番号の割り振りを終えると、次は、ユニフォームの選定をする必要がある。

競技にもよるが、リーグや大会で、ユニフォームの規定があるので、それに従ったものを選ばなければならない。

この規定に従っているかどうかが気になるなら、前もって、そのリーグや大会の関係者に聞いておくこと。場合によっては、規定に合っているかどうかを判定してくれるスポーツ店を紹介してくれることもある。

競技にもよるが、ユニフォームはチームで揃えるものであり、上下の服だけでなく、靴下、帽子、靴、ベルト等も、チームで同一でなければならない、と決められている場合がある。
その場合は、チーム全員で統一しなければならない。

そういった規定の範囲内で、ユニフォームを選ぶことになる。

競技にもよるが、一般的には、下地となる何種類かあるシャツとパンツを選び、そこに、チーム名や背番号を入れることになる。(リーグや大会によっては、チーム名以外に地域名やリーグ名を入れる規定がある場合もあるので、注意)。
書体やデザインもいくつかの中から選べることが多く、自分でデザインすることも可能な場合もある。(ただし別料金になることが多い)。

このあたりは、実際に業者に相談しながら、こんな感じでこんな値段になると見積もってもらった上で、メンバー全員と話し合って納得してから、発注することになる。

4.ユニフォームの注文

実際には、ユニフォームの作成段階で、業者にいろいろと確認をしながら話を進めるので、ほぼ業者の選定は決まっているようなものだが、ここでは、業者の選定について、メリットデメリットに触れておきたい。

理屈でいえば、チーム名のユニフォームの規定が決まれば、個々人がその規定に従って、各々がスポーツ店で発注して用意することも考えられるが、実際には、ユニフォームが「チーム名・背番号・サイズ」入りのオーダー品であるので、チームでまとめて注文することが自然だし、人数によって割引率が上がる場合が多い。

先ほど、リーグ関係者や大会関係者にスポーツ店を紹介される場合がある、と書いたが、無難なのはそのスポーツ店でユニフォームを作ることだ。

100%確実とまではいかないが、紹介されるということは、競技の規定を知っていたり、参加するには何が必要なのかを熟知している可能性が高い。また、紹介されるスポーツ店は地元である可能性が高く、ユニフォームの選択等で実際に打ち合わせたい場合は、近所であることはメリットである。
さらに、ユニフォームを作った際に顔見知りになっておけば、ユニフォーム以外に必要な用具を買うときに割引してくれたり、他の地元チームの情報を教えてくれる可能性もある。また、後日追加でユニフォームを発注するときにも、前の注文履歴を利用できる場合が多いので、注文しやすい。

もちろん、ネットで探せば、もっと安い業者が見つかる場合もあるが、ユニフォームが「チーム名入り・背番号入り・サイズ」が決まっているオーダー品で、まず返品不可であることを考えれば、注文ミスで規定に反した場合などの、それなりのデメリットも考える必要がある。
ただ、(ベルトやストッキングのような)代用が効くものは、個々に用意したほうが安上がりになる場合もあるので、そのあたりは、1式揃えて注文したほうがいいのか、必要最小限のユニフォームを注文したほうがいいのかは、値段交渉次第であろう。

ユニフォームの性質上、メンバー一括で注文したほうがいいが、高い買い物であることは間違いなく、まず返品不可なので、注文の際には、それぞれの背番号・サイズの確認は念には念を入れておきたい。

また、支払いの形は、ケースバイケースで、前払いだったり、チーム一括だったり、個々人が取りに行って個々に支払う場合など、いろいろ考えられるが、支払い漏れやキャンセルなど不測の事態が生じないように備えておくことも必要である。

5.用具の取り揃え

ユニフォーム以外にもチームとして用具が必要な場合があれば、それを購入・管理することになる。

スポーツによってはポジションごとに必要な道具があるが、特定のポジションが高価な用具の場合、話し合いが必要である。

例えば、野球でいえば捕手は、マスク、レガース等の用具が必要であり、1式揃えると、他のポジションよりはかなり高価な出費となり、これを個人に押し付けるのは、負担が重く、のちのち、歪みが出やすい。
本人がそのポジションでやりたいから個人出費でもいい、と言っても、それだと、ポジションが固定されることになり、チームとしての選択肢が狭まってしまう。
また、道具を持ったメンバーが離脱すると、また道具の確保に走り回らないとダメになる。
その意味では、高価な道具に関しては、チームで話し合って、チームのものにした方がよい。

また、問題になるのは、用具の管理・保管だが、これも話し合うしかない。

チーム事情にもよるが、1か所に集めるのは効率的だが、その保管場所をどうするかだ。一人に押し付けると、負担が大きすぎる上に、その個人が参加できないときは、受け渡しに手間がかかる。貸倉庫を利用するのも便利だが、当然、コストがかかる。
分散するのも手であるが、その場合も、次の試合に参加できないメンバーがいて、必要な道具を持っている場合は、その道具を改めて回収し、保管しておく手間が出てくる。

この辺りはチーム事情に応じて、負担が重くなりすぎないように、チームでよく話し合うしかない。

 

 

チーム名や背番号を決め、ユニフォームを作り、用具をそろえるという過程は、いろいろ大変だ。
だが、その過程でメンバーと話し合うことこそ、チームを形作る、醍醐味でもある。この時の話し合いで、メンバー間で強弱のあった結びつきが均一に強くなっていくのを実感できれば、今後のチーム運営にも大きい要素だ。むしろ、言いたいことを言い合った方がいい。
次回は、ユニフォームの作成に前後するかもしれないが、練習試合をマッチングする方法と注意すべき点を紹介したい。→
初心者がいかにスポーツチームを作ったか(4)

 

まとめ
  • チーム名と背番号を決める
  • ユニフォームを作る際の注意
  • 用具の購入・管理の負担はメンバーで公平になるように配慮
  • この時にメンバーでしっかり話し合うことがチームの財産になる

 

 

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