「森友問題」で今日分かったことのまとめと考察(2018/04/11)

架空小説「仮名手本森友学園」

2018年4月11日に「森友問題」について分かったこと

[公開2018/04/11]

NHK NEWS WEB 「森友問題 財務省側が学園側に繰り返し口裏合わせ求めたか」(2018/04/11)

(要旨)

  • 近畿財務局の担当者が「ごみの撤去費用ははっきりしない」などと、学園側が報告する内容が記された文書をあらかじめ作り、学園側に署名を求めていたことが関係者への取材でわかりました
  • このほか、財務省の職員は去年2月に「籠池前理事長が『ごみの撤去費用は1億円くらい』などと説明した」とする新聞社の報道についても、訂正を求めるよう学園側に依頼していた

NHK NEWS WEB、”森友問題 財務省側が学園側に繰り返し口裏合わせ求めたか”、4月11日 5時02分。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180411/k10011398221000.html
(参照2018-04-11)

衆議院予算委員会(2018年4月11日)での太田理財局長答弁

「ごみ撤去費用1億円」報道について

  • 近畿財務局から森友学園側に確認。
  • 森友学園側「断言はしていない、全体としてはっきりしていない」
  • 学園側弁護士弁護士「新聞社に訂正の依頼をした」

口裏合わせの書面作成について

  • 2/17に財務省理財局が近畿財務局に依頼して森友学園側の認識を記載した書類を作成し、署名を求める
  • 森友学園側「書面を残すとなると内容を全体として責任を負うことになるので口頭でやりたい」

「身を隠せ」について

  • 籠池理事長が様々なメディアで発信、職員と弁護士で、ワンボイスにしたほうがいいとの認識が双方の間であった
  • 学園側の担当弁護士が、事実誤認の旨を当時コメントを公表、それを受けて答弁
  • 当時の理財局の一部、先方の弁護士と認識を共有。その中に佐川局長がいたのは事実

決裁文書の菅長官への説明

  • 「アレは(首を振りながら)あああの申し訳ございません、それは、そういう報告は、そのときしてございません。」

理財局と酒井弁護士との関係

  • 去年2月、報道後に課長補佐が連絡

衆議院TVインターネット中継、
開会日:2018年4月11日 (水)会議名:予算委員会 (5時間59分)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48000&media_type=fp
(参照2018-04-11)

[注:以上は、上記動画よりの書き起こしであり、一部聞き取れなかった部分の省略あり。誤字・誤りの可能性があることをお断りしておきます。]

2017年2月9日~20日までの財務省と森友学園側の交渉経過の整理

2/9朝日報道で、理事長が価格を認めたことにより、財務省の「相手側の要望で価格非公表」という建前が崩れる。

2/10価格を国会議員へ公表

2/14朝日朝刊「ごみ撤去1億円」。近畿財務局→籠池「朝日には断言していない」弁護士「朝日に訂正の依頼した」

2/15国会佐川答弁

2/17放送「ゆうがたサテライト」VTR:籠池氏と弁護士同席「豊中市のチョンボ」

2/17国会ダンプカー4000台分質問。「首相も国会議員も辞める」発言

財務省理財局→近畿財務局に「学園側に書面でサインさせるように」指示

近畿財務局→森友学園側に書面を提示するが拒否

財務省理財局は近畿財務局にどうにかしろというものの近畿財務局は拒否

2/20仕方なく財務省理財局は、直接電話して、弁護士に口裏合わせを依頼するものの弁護士は拒否

財務省理財局と弁護士は「ワンボイス」にした方がいいと認識

弁護士は籠池氏に「10日ほど身を隠せと財務省シマダから連絡」を伝達→籠池氏身を隠す

[2018/04/11現在]

(感想)

NHKニュースの、署名を求めていた点は4/5の日テレニュースで報道済みだが、ごみの撤去費1億円の件は、初出の模様。個人的には4/9の記事で予想していた点でもあるが、早めに確認出来て満足。

「森友問題」で今日分かったことのまとめと考察(2018/04/09)

それから、2日前(4/9)推測した、2017/02/09~20までの経緯を、今日分かった点を整理して修正した。

2/15の口裏合わせは籠池氏で、2/17,20の署名拒否は弁護士が対応、と推測していたが、日付で対応が分かれたというよりは、内容によってそれぞれ対応が異なっていた模様。

財務省理財局と弁護士が連絡を取り始めたのは、2/17の近畿財務局が再びサインを要求するのを拒否したあとに、財務省理財局が仕方なくだったと考えられる。

したがって、本省と弁護士の関係は2/17以降だった説明は、一応納得できる。

ただここで引っかかるのは、2016年6月に籠池氏を説得するために、弁護士が籠池氏に送った携帯ショートメールの

「近いうちに局長の交代あるから」

の情報。これが、近畿財務局レベルでも分かっていた人事情報だったのか、本省レベルでないとわからない人事情報だったのかが不明なので、この件はまだ保留に。

あと、不明なのは、17日の近畿財務局からの申し入れ時は、どこで会ったかという点。

2/17放送の「ゆうがたサテライト」(テレビ東京)では、VTRで籠池氏と弁護士が同席してインタビューに応じる姿が放映されている。VTRなので、当然それ以前に収録されたのは明らかだが、17日の近畿財務局からの申し入れ時に、この二人が同席していたのかが不明。

http://webstarterzy.t-hajime.com/kanadehonmoritomo-19-suitor-follower/

しかも、首相の「関係していたら辞める」発言は、17日の午後3時からの質問中に答えたもので、ここから、

理財局本省→近畿財務局→書面作成→森友学園側に訪問

というのは、いろいろな手間がかかることは、先の記事でも触れた。

「森友問題」日テレNEWS24の「口裏合わせ」報道の考察(2018/04/07)

この時の状況を証言できるのは当事者(近畿財務局・籠池氏・弁護士)に限られているので、このときの状況が明らかになったとき、その情報源の考察の材料になるだろう。

それから、証人喚問で籠池氏と佐川氏で食い違っている点として、「財務省から身を隠せと言われた」点だが、両者の間には、「弁護士-理財局課長補佐」が入っているので、両者の証言が必要不可欠だ。

さらなる、情報に期待したい。

過去の考察のカテゴリーはこちら→「森友問題」考察

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