論理的でない安倍政権と論理的でない安倍支持

「森友問題」を追っていくうちに、分かったことがある。

それは、

安倍政権は森友問題解決の足を引っ張っている

ということだ。

わざわざ強調するほどのことではないが、この点については、安倍政権の支持者にも理解していただけているのではないか。

ただ、その支持者が言うには、

ということらしい。

今回は、この発言がいかに論理性が無いかを説明したい。

長々書いても論理的に読んでくれないだろうから、対話式で説明。

問）森友問題よりもっと重要なこととは何ですか？

答え》例えば、年金問題とか、北朝鮮の拉致問題とか・・・

問）森友問題の追及を辞めれば、年金問題や北朝鮮問題が解決するのですか？

主張：森友問題がほかの政策の邪魔になっているから、いい加減、追及を辞めるべきだ。

問）森友問題の追及を辞めれば、他の政策が進むのですか？

問）取るに足りない問題なら、すぐ解決できないのですか？

答え》野党やマスコミが・・・

問）取るに足りない問題なのに、野党やマスコミのせいにする理由は？与党や政権は無能なのですか？　そもそも、

森友問題を解決すれば、もっと重要な問題へと取り掛かれるし

森友問題を解決すれば、他の政策にも取り掛かれるのに、

森友問題の解決に足を引っ張っているのは安倍政権ではないですか？

逆に言えば、

森友問題よりもっと重要なことがあるのなら、森友問題をさっさと解決したほうがいいから、森友問題の解決へ足を引っ張っている安倍政権は辞めた方が効率がずっといいのではないですか。

以上が論理的な帰結である。

もちろん、政権への支持は、合理的・論理的な要素だけでは決まらないので、以上のような論理的帰結を見ても、支持を変えない人は変えないだろう。

非論理的、非合理的、情緒的、土着的、・・・様々な理由で人は政権を支持するからだ。人それぞれの支持・非支持の理由があると思う。

私も、

を行った政権、そしてそれが重大な犯罪であるという意識が希薄な政権には、論理的に説明できない怒りを覚える。

だからこそ、論理的に考えて、

という結論を得た。

他の人には賢明な判断を望みたい。