読売巨人軍のオーナーが代わって読売新聞はやっぱりすごい

2018年7月18日。読売巨人軍は、新オーナーの就任を発表した。

17日付に取締役オーナーを辞任した老川祥一氏の後任として、山口寿一氏が取締役オーナーに就任した。

記者会見で、山口氏は、次のように述べたということだ。

「不祥事の連鎖に歯止めをかけ、強い巨人を取り戻すことが私の役目」

読売巨人軍公式サイト、GIANTS ニュース、”山口新オーナーが就任会見「強い巨人を取り戻す」”、2018.07.18。
http://www.giants.jp/G/gnews/news_3913003.html
(参照2018-07-21)

山口氏と言えば、読売新聞グループ本社代表取締役社長の肩書を持つ。

そして、読売新聞と読売巨人軍の関係で思い出すのが、去年の「出会い系バー報道」以降、巨人軍が球団最悪の13連敗を喫した話だ。

「巨人ファン」の私としては、嫌な予感がした。

そしてその予想を裏切らなかった読売新聞はやっぱりすごい、ということを報告したい。

1.「出会い系バー報道」と巨人軍球団史上最悪の13連敗

読売新聞「出会い系バー報道」については、当ブログにとっても、「熟読!読売新聞!」のカテゴリーを作るきっかけとなった出来事で、過去、記事にした。

当ブログ内記事「読売新聞「出会い系バー報道」のここがすごい!」(公開2017年9月1日)。
http://webstarterzy.t-hajime.com/yomeyomiuri-deaikeibar-maekawasi/
(参照2018-07-21)

簡単に時系列をまとめると、

2017年
アベ「読売新聞を熟読して」(5/8国会)
→読売新聞「出会い系バー報道」(5/22朝刊)
→読売巨人軍球団史上最悪の13連敗(5/25~6/8)

である。連敗中の6/3に、社会部長が「出会い系バー報道」についての異例の釈明記事を載せたものの、内容は薄かったためか連敗は止まらず、球団史上最悪の13まで伸びた。

そしてこのシーズン、読売巨人軍は、プレーオフ導入以降、初めて3位以内を逃し、いわゆるBクラスでシーズンを終えた。

2.2018年シーズン前半の巨人

巨人にとっては不本意に終わった2017年シーズンだったが、去年セリーグ本塁打王の獲得、FAで実績のある先発投手を獲得するなど、補強に努める一方で、若手の抜擢など、戦力の強化に努め、シーズンが開始された。

だが、関連があるかどうか不明だが、3/30の開幕戦、安倍首相が渡辺恒雄元巨人軍オーナーと同席し観戦し、巨人は阪神に敗れた。

毎日新聞、遠藤修平、”安倍首相  ハガティ米大使夫妻と野球観戦 渡辺恒雄氏同席”、2018年3月31日 00時42分(最終更新 3月31日 09時08分)。
https://mainichi.jp/articles/20180331/k00/00m/010/149000c
(参照2018-07-21)

その後も、初勝利を挙げるものの、4/12までには6連敗を喫するなど調子は上がらなかった。

だが、関連があるかどうか不明だが、4/12に読売新聞が、

「「首相案件、柳瀬氏が発言」面会の1人が証言」

と報じると、4/13、連敗は止まった。

ゆるねとにゅーす、”【読売スクープ】官邸での”愛媛&今治&加計面会”に出席した人物が「柳瀬氏が『首相案件』と発言していた」と証言!面会の事実についても「間違いない」”、2018年4月12日。
https://yuruneto.com/yanase-syusyouanken-syougen/
(参照2018-07-21)

その後も、巨人軍が勝ったり負けたり、首相動静で首相の会食相手に読売関係者の名前がたびたび出たり、選手が飲食店で裸になったり、元選手が窃盗事件を起こしたり、いろいろありつつも、オールスター前は連勝を続けた。

3.山口新オーナーの就任したタイミング

オールスター終了後も、巨人は連勝を伸ばし、7/18の勝利で7連勝となった。

その日に、山口新オーナーの就任が決まり、会見が行われた。

上で述べたように、山口新オーナーは就任記者会見で、「強い巨人を取り戻すことが私の役目」と言い切った。

連勝中なのに、「強い巨人を取り戻す」と言った山口新オーナーが何を言いたかったのかは定かではない。「取り戻す」と言った巨人がいつの時代の巨人のことかも定かではない。ひょっとしたら、清武氏が球団代表をしていたころの巨人なのだろうか。記事からは詳しいことはわからない。

とにかく、山口氏は新オーナーに就任し、「強い巨人を取り戻す」と自らに課した役目を、本当に果たせるのか、注目された。

4.7/20の広島戦での敗北の必然性

スポーツの試合では、「試合の流れ」が強調されやすい。特に実力が僅差の場合は、ちょっとしたプレーがきっかけで勝敗が分かれたりする。

7/20の広島巨人戦でも、いろいろな流れがあった。これを巨人サイドから見ると、

  • 7連勝中で迎えた首位決戦
  • 0-7から延長10回でひっくり返して一時逆転
  • 今シーズン巨人に復帰した上原投手が日米通算100勝100ホールド100セーブに到達した記念試合
  • 10回表の勝ち越し点は若き4番の本塁打
  • 10回裏は7連勝中すべての試合で最後を締めたマシソン投手が登板

と言った流れで、この「流れ」から言えば、巨人は勝って当然と言ってよかった。

だが、結果は、10回裏に二死からサヨラナツーランを浴び、1点リードをひっくり返されて敗北した。

以上の「流れ」から言えば、巨人が勝つべき流れの試合に負けたことに、何か原因があるのではないのか、と思うのは自然なことであろう。

そこに関係あるかどうかわからないが、7/18に山口新オーナーが就任した、という点に引っかかりを感じるのは、自然なことではないだろうか。

しかも、その山口新オーナーは、読売新聞社の社長として、「出会い系バー報道」に関わっていたという話もあった。

郷原信郎、「郷原信郎が斬る 」、”山口寿一社長は、読売新聞を救うことができるか”、2017年6月9日 。
https://nobuogohara.com/2017/06/09/山口寿一社長は、読売新聞を救うことができるか/
(参照2018-07-22)

ここまでくれば、出会い系バー報道後の球団以上最悪の13連敗が思い起こされ、今回、勝って当然の試合の流れで、まさかの敗北を喫した原因は、これしかない、と思うのが当然だろう。

5.僅差の試合を分けるもの

さらに追加すると、この記事を書き始めたときは、7/21の広島巨人戦はまだ始まっていなかった。

だが書いている途中に、試合は終わった。巨人はエース菅野投手を立てて、リードしながら、逆転負けした。この3連戦で、ゲーム差を縮めるどころか広げてしまった。しかも明日負ければ、自力優勝がなくなるらしい。

デイリースポーツ、”巨人 エース菅野で痛恨の逆転負け 自力V消滅危機”、2018.07.21.
https:/www.daily.co.jp/baseball/2018/07/21/0011467736.shtml
(参照2018-07-22)

もちろん、実力が結果を左右するスポーツの世界で、トップの人間が不適切な行為をしたからと言って、そのチームが負けるわけではない。今回書いた記事も、単なる偶然であり、こじつけと言ってもいいかもしれない。

ただ、実力が結果を左右するスポーツでは、お互いに極めたもの同士の場合は、ほんのちょっとの差で、勝敗が分かれる。

それが、相手より一つだけ多い素振りの数であったり、1球だけ多く投げ込んだ球の数であったり、あるいは、十分な休養だったり、応援してくれるファンの声であったり、ほんのわずかな差であるかもしれない。

ひょっとしたら、日ごろの行いが、勝敗の差を分けてしまうのかもしれないのだ。

極限まで極めたもの同士の対戦には、日ごろの行いの差が、そのまま成績の差になりうると、信じても不思議ではない。

例えば、先のサッカーワールドカップで、日本は、決勝トーナメントで、格上のベルギー相手に2点リードしたが、後半に3点取られて逆転負けで敗退した。これで満足する人もいれば、「なぜ負けたのかわからない」と思う人もいるだろう。その中には、負けた理由に、「国のトップが国会でうそをつくような国が、最後の最後で勝ち抜けれるわけがない」と信じる人もいてもおかしくない。日頃の行いの差が、勝敗を分けてしまうのだ。

その意味で、7/18の山口新オーナー就任と、7/20,21の敗北は、重い。

「不祥事の連鎖に歯止めをかけ、強い巨人を取り戻すことが私の役目」

この言葉を本心から言っているのであれば、山口新オーナーがすべきことは、明白ではないだろうか。

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