ようやく招待IDが届いて「読売新聞オンライン」の登録手続きがすごい

3月上旬。私の手元にも、ようやく招待IDが届いた。
2月中旬ごろから順次、読売新聞定期購読者には販売店から届くとされていた、「読売オンライン」の招待IDだ。
[地域、販売店等により、個人差があるようです]。

去年の12月に突然翌月からの値上げの予告を受け、今年1月分から値上げをされて以来、順次届けられると言われていた2月中旬から、ずっと待ちかねていた。
2月中旬すぐには私の手元には来なかったものの、タイミング的に、2月の月末、販売店が集金や「読売ライフ」を配る際に一緒に貰えるかな、と勝手に予想していたが招待状は来なかった。次に、3月の朝刊休刊日は3/4(月)だったので、その朝刊のない朝は、「読売オンラインを見みてね」と言うようにその前に来るのかな、と予想したが、これも外れた。

そしてようやく、招待IDが届いた。

そんな待ち焦がれていた招待IDだが、登録の際には、いくつかの山を越える必要があった。

これだけもったいぶって届いた招待IDなのに、登録でさらにじらそうとする、読売新聞はやっぱりすごい。[個人の感想です]。

(参考)

読売新聞オンライン、ヘルプ、「よくある質問・利用方法」

https://www.yomiuri.co.jp/help/faq/(参照2019-03-10)

持っているもの(個人の環境です)

1.「読売新聞オンライン」招待ID
2.ネット接続環境にあるパソコン
3.メールアドレス
4.携帯電話
5.値上げされた分は取り返したいと思う気持ち

はじめに、お断りしておくが、これから話をするのは、上の「持っているもの」リストを前提として、登録作業を進めた個人的な体験談である。

上のリストは、個人的な環境によるもので、他の人にはあまり当てはまらないかもしれない。特に、2,3,4の3つの項目は、「スマホ」という言葉でまとめて表現できるので、スマホの人はもっと簡単にでき、私の体験談は必要ないかもしれない。逆に、メールアドレスを持っていない人・(SMSが可能な)携帯電話を持っていない人は、何らかの別の手段が必要になり、私の体験談が参考にならないかもしれない。ただ、同じ境遇の人に、少しでも、登録作業の山を乗り越える参考になれば幸いである。

登録し、会員が利用できる機能を使えるまでには、環境の違いによって人それぞれだが、様々な山があって、それを乗り越える必要がある。

登録までの一つ目の山―このIDは家族の誰で登録するか?

届いたIDを入力する前に、まず一つ目の分岐点が立ちふさがる。

「読売ID」をすでに持っているかどうか(登録しているかどうか)?

持っていなければ、今回届いたIDとパスワードで登録作業を始めることになる。

すでに持っていれば、自分の読売IDでログインしてから、届いたIDとパスワードを入力し、統合することで、これまでの登録内容を引き継ぐことができる。

だが、その前に、気になることがあった。

・このID一つで、家族は利用できるのか?
・利用できたとしても、家族でそれぞれ違う登録内容も統合されてしまうのか?

このまま登録すると、後で不都合が起こるのではないか、と不安になった。

ただ、「よくある質問」を見ると、あっさり答えが書いてあった。

同居のご家族は、1つのIDを使って、読者会員向けサービスを利用できます。同時に利用できるスマートフォンやパソコンなどの端末は、一つのIDにつき2台までです。ご家族やご自分の2台目の端末でも、共通のIDとパスワードをご利用ください。

https://www.yomiuri.co.jp/help/faq/(参照2019-03-08)

つまり、

・同居の家族であれば、今回届いたIDを利用できる

ただし、ひとつのIDに対して、

・同時に利用できるのは2台まで
・共通のIDとパスワードを使用すること

という制限が、存在する。[2019/03/10時点の個人的な解釈です]

ここで問題になるのは、私が先に登録してしまった場合、同居する家族も、私の登録IDで利用しなければならなくなることだ。

仮に、同居する家族が別々に読売IDを登録していた場合、今回のIDで統合できるのは、一人だけなので、先に統合してしまうと、残りの家族は統合できず、招待IDでしか利用できない機能(例えば「紙面ビューアー」)は、先に統合したIDでログインしないと使えず、個人で登録していた他のIDでは使えないことになる。

もちろん、統合したIDを家族で共有すれば、家族同時に2台までという制限の中で新機能も利用できるが、これは、家族全員が管理者としてログインできるため、スクラップやmyニュース等の個人的な内容の登録・変更が本人以外の家族にも触れられることになる。

したがって、同居する家族でIDを共有するのであれば、登録する前に、誰の読売IDで統合するのか、あるいは、新たに誰が代表して登録するのか、事前にしっかりと確認しておく必要がある。
(注:統合をやり直す方法については、読売新聞オンラインのヘルプを参照)

個人的にややこしいと思ったのは、私は、2月ごろ仮で読売IDを登録してしまったため、これを家族共有のIDとして統合していいものかどうか、迷ったことだ。これまで読売新聞では「値上げはもう先にしてしまって、招待IDはあとで届くけど、一般会員登録すれば、特別体験期間として3月末までほとんどの機能が使えるよ(ただし紙面ビューアーは除く)」と言っているかのようだった[個人的に受け取った印象を再現したものです]ので、仮のつもりで読売IDを登録したものの、その時は「なんだ、紙面ビューアー使えないのかよ」と思って、その後は放置していた[当ブログ記事「今日も読売新聞はやっぱりすごい(2019年上半期)」内の”2019/02/01(金)朝刊”参照]。そして今回、招待IDが届いたものの、家族で共有するために、事前に個人的なメールアドレスで登録していたこのIDに統合していいものかどうか、迷うことになった。結局、私の家では、それとは別のメールアドレスで新たに登録して家族で共有することにしたが、「登録していて他にメールアドレスがない人」、「仮で登録して既に個人的な設定やポイントを積み上げている人」等は、家族で共有する際に、混乱や不満が出るのではないか、と想像する。

登録する前に、家族で相談させようとする、読売オンラインはすごい。

登録までの二つ目の山―IDとパスワードの入力

次に引っかかるのは、IDとパスワードの入力だ。

「招待ID」には、登録方法の説明が載っていて、それに従って、登録ページへ行き、大文字小文字数字記号が入り混じった長い文字列をIDとパスワードとして入力する必要がある。

この時、二次元コードを読み取れる装置があれば、入力の手間が省ける。(QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です)。カメラ付きスマホの人なら、二次元コードの読み取りの設定をし、招待コードに載っているQRコードにピントを合わせれば、勝手に登録ページに飛んで、かつ、長いIDとパスワードも入力された状態になる。
[注:これは便利であり、利用規約に従った範囲で複数のPC・スマホで閲覧する際にも、共有できる。しかし、逆に言うと、QRコード一つで簡単にIDとパスワードを盗んで入力できるということを意味するので、厳重な管理が必要で、のちの手順に従って、IDもしくはパスワードを変更することが求められるだろう。]

パソコンで登録しようとしていた私は、このIDとパスワード入力が手間に感じた。私のパソコンには二次元コードを読み取る接続機器がないため、手入力しなければならなかったからだ。大文字小文字を気にし、一文字ずつ確認しながら手入力することとなった。

スマホじゃなければ、文字をしっかりと確認させて入力させて、QRコードの便利さを知らしめる、読売オンラインはすごい。

[参考:なお、スマホでなくても、カメラ付携帯機種でバーコード読み取りの機能が付いていれば、一手間かかるが、それを利用することもできなくはない。その時は、携帯カメラでQRコードを撮影すると、(「パケット代は利用者負担」等の警告付きで)自動でリンク先に飛んでしまう場合があるが、自動で飛ばないように設定して、QRコードを読み取ったことで示されたURLの文字列をコピーし、そのコピーを貼り付けた携帯メールでパソコンのメールアドレスに送信し、パソコンで受信してその貼り付けたURLをクリックすれば(ハイパーリンクの設定をしていれば)、IDとパスワードが入力された状態で登録ページに行き着くことは可能だ。]
[注:ただし、この場合も上で述べたように、このURL一つにIDとパスワードが含まれているため、厳重な管理をし、のちの手順に従って、IDもしくはパスワードを変更することが求められる。]

登録までの三つ目の山―紙面ビューアーを使えるまで

ログイン後は、過去のIDと統合するか、新規の登録作業を進めることになる。

事前に、登録するメールアドレスや新たに共有するパスワードを決めておけば、機械的に入力するだけで済む。

(家族で共有するので、パスワード等の管理が難しい面があるが、とりあえず私は、使いまわしを避けた新しいパスワードを作り、念のため、届いた招待IDの紙に書き加え、控えておくことにした。)

登録が終われば、ようやく、これまで使えなかった「紙面ビューアー」を見ることができるが、初回のみ、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)による本人確認が必要になる。

(数分かかる場合があるという注意書きが出ていたが、私の場合は、30秒ほどで携帯に届き、届いた数字を入力して画面が見れるようになった。この作業は初回のみで、以降は、ログインするだけで紙面ビューアーが見れるようになった。その後、私の家族が別の端末でそのIDでログインした際も、携帯電話による本人確認は必要なく、紙面ビューアーを利用できた。)

こうして、ようやく、紙面ビューアーが使えるようになった。

山を越えた向こうには―紙面ビューアーを使ってみた

いくつもの山を乗り越えて、「紙面ビューアー」を使えるようになったのだが、その個人的な使用感は、

・おお、新聞の紙面がパソコンの画面に!
・思ったよりサクサク
・拡大しないと、個別の記事は読めないな
・新聞をめくるにはどうすれば・・・
・クリックしたら上下にメニュー出てきて、拡大とかページをめくるボタンがあるようだ
・このメニューは画面の上下に出てきてすぐ消えないから邪魔だな
・メニュー出さなくてもダブルクリックで拡大できた。スワイプ(ドラッグ)で画面も動かせるようだ。
・もとの大きさに戻したいけど、とりあえずダブルクリック、わっ、もう一段階大きくなった
・もう一回ダブルクリック、元に戻った。
・ページをめくろう、右端をダブルクリック、わっ、これは拡大、もう一回、さらにもう一回ダブルクリックで元に戻した
・端っこでスワイプすれば・・・、おっ、めくれた
・戻るには、端でスワイプすれば・・・、おっ、もどった
・ああ、なんだ、これ、別に、端でスワイプしなくても、どの場所でもマウス(ドラッグ)の「←」の動きで右の紙をめくり、「→」の動きで左のページをめくることになっているのか
・番組表見るのに何枚もめくらないといけないのか・・・。おっ、メニューの下の欄に「ページ一覧」がある
・ページ一覧で番組表をクリック。テレビ欄だ。
・拡大して・・・、あれいつもとチャンネルの位置が違うぞ。ああ、全国版だからか
・メニューで新聞選択、「大阪」にして・・・。一面に戻った。もう一回番組へ・・・。いつもの番組欄だ
・とりあえずはこんなもんか。紙の新聞を読むことにしよう。

と言った感じだった。[windows10のデスクトップパソコン、ブラウザMicrosoft Edge、家庭内LAN環境による、個人的な感想によるものです]

そうして、数日たった今・・・。紙面ビューワーはほとんど使っていない・・・。やっぱり紙で読む新聞がしっくりくる。

登録するまでに、いろいろな試練を与えておきながら、いざ、体験すると、やっぱり紙が読みやすいと思わせてしまう、読売オンラインは、やっぱりすごい。[個人の感想です]

オマケの山―夕刊辞めようかな

話はここで終わっていいのだが、紙面ビューアーが利用できるようになったら、検討しようと思っていたことがあったので、おまけにここで付け加えておきたい。
それは、

夕刊取るの辞めようかな

という点だ。[朝夕刊セット地域での個人的な検討です]

去年の12月、値上げの宣告をされた際に検討したときは、結局、販売店に値引き金額を確認する必要があり、夕刊だけ抜いても言うほど安くならないという話なので、そのままにしておいた[当ブログ記事「このタイミング・この説明で値上げを表明する読売新聞はやっぱりすごい」]。だが、今回、新たに登録していろいろな機能を使えるようになり、

読売オンラインで夕刊の内容をカバーできるのなら、夕刊を取らなくても問題ないのでは?

という観点から、改めて検討しようと思った。

ただ、結論から言うと、

紙面ビューアーで見れるのは、朝夕刊地域の朝刊紙面のみで、夕刊は見れない

ので、夕刊を取らないことによるデメリットと値引き金額、を天秤にかけたとき、これまでの判断を変更するほどではない、ということに落ち着いた。[2019/03/10時点での個人的な結論です]

以前指摘したように、最近は、夕刊で読んだ記事が次の日の朝刊でも重複していることはよくあるように感じる。だが、半日でも速報性があるのはメリットだ。また、夕刊の連載小説は、読売オンラインで読めるため代替できるが、それ以外の夕刊での連載記事や漫画等は読売オンラインに載っていないものもあるため夕刊を取らなくなると読めなくなる。

[訂正2020/04/30、上記打消し線:夕刊の連載漫画については、読売新聞オンラインの「漫画」のコーナー(https://www.yomiuri.co.jp/comic/ 読者会員限定。参照2020-04-30)に掲載されているのを確認しました。お詫びして訂正します。]

そういった点を総合すると、あえて夕刊を取らずに値引きしてもらうよりも、セットで取っていた方がメリットがあるという結論になった。[個人的な結論です]

「夕刊とセットで取らないと損」と思わせるような工夫を重ねる読売新聞はやっぱりすごい。

(ただ、将来においてこれが維持されるかというと疑問だ。というのも、最近のコンビニ店のフランチャイズでの24時間営業の契約問題にみられるように、新聞社と新聞販売店の関係も、問題を抱えたままであるように見え、今後さらに状況が悪化することが予測されるからだ。朝夕刊セット地域でも、人手不足等の理由で、販売店が夕刊の配達を取りやめるという経営判断をすることはあり得ても、実際に新聞社がそれを契約上認めることはないというのが現状だろう。今現在の、そして将来の人手不足を考えたとき、販売店は朝刊配達に特化して、夕刊はデジタル配信でカバーするというような方策もあってもいいと思えるが、今回の読売新聞のデジタル化は、その逆で、デジタル化のメリットを生かさずに夕刊配達を維持させるという方向に進んでいる。他社も含めて、各新聞社は、配達網の維持について、真剣に検討しているのだろうか。今回の読売の招待IDが、販売店と新聞社の関係の、より良い未来を招くものになるように、読売新聞にはさらに検討・改良することを期待したい。)

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